| シーン |
情景 |
| 1. 旅の始まり |
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地球の鼓動と自らの鼓動が重なりあう時、それは新しい旅の始まりだ。
日本で最も美しい森を擁す屋久島を舞台とした命のドラマの始まりだ。 |
| 2.羊水 |
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屋久島で最も優しい音のする栗生の浜。まるで母親の胎内で揺られているような
心地良い凪の音。それは遠い記憶の琴線をゆるやかにはじいてくれる。 |
| 3.妖精の森 |
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人が入らないまま何千年も命のいとなみを続けてきた屋久島の森。耳を澄ますと、
鳥の声、遠い沢の音、そして『静寂』の音が聞こえる。その『静寂』こそが森の
鼓動なのかもしれない。そんなことを白谷雲水峡の森は考えさせてくれる。 |
| 4.恵 |
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遠雷と共にやってきた雨。屋久島はどこよりも雨が多い。雨は木々の葉を打ち、
葉に含まれきれなくなった水滴が地面へとたどり着く。もし雨が無くなったら、
その瞬間にすべての生物は死ぬ。雨は地球という森に生きる、すべてものへの贈り物だ。 |
| 5.命の経絡 |
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雨の一滴が集まって小さな水たまりになり、それが溢れて流れ出す。
小さな流れが集まってせせらぎになり、そして川となる。
水は森の命を命であらせるための源だ。森にいると水はまさに命そのものだと感じる。
縄文杉の近くにある巨大な切り株、ウィルソン株。
その中からも水が沸き上がり、その音が木で出来た空洞に反響する。 |
| 6.深森 |
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屋久島ほど水が美しく、かつ豊富なところは見たことが無い。森のいたるところに沢が
あり、無数の川が海に流れ込んでいる。木々を揺らす風、鳥達の歌い声、せせらぎの音、
それらはまるでハーモニーのように調和し、美しい自然のシンフォニーを奏でる。。 |
| 7.命の海 |
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雨水は海に流れ込んでその命の旅を続ける。海に流れ込んだ水は蒸発し、雲となり、
雨となり、そして森に降り注ぐ。地球の誕生以来、そのサイクルはいったい何度繰り
返されてきたのだろう。コップの中の水や、人間を形作る細胞の水ですら例外ではない。
人間も水のサイクルの中で生きている。吉田のいなか浜でじっと夕日を眺めていると、
身体の細胞の水までも波とシンクロしているように感じた。。 |
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